NPO法人水辺と生物環境保全推進機構


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情報発信:EPOホームページへようこそ

科学や技術の進歩と私たちの価値観によって、水辺環境を汚し・傷め・壊してきました。
一度壊してしまった環境を、回復させることができるでしょうか?・・
私たち人間の手で壊してしまったのだから、私たちにできる「何かが、必ずあるはず」・・
これ以上失わないために何ができるか・・失ったものを取り戻すには何が必要か・・
私たち一人一人が「環境へ気配りする」こと、それは、この日本に生きている私たちが
“かけがえのない水辺環境を大切に思う心”から始まると思うのです。

今、多くの人々が、「私たちの価値観・ライフスタイル」が、水辺環境を傷めてきたことに
気づいています。《 明日の世代のために 》をスロ−ガンに、水質汚濁・水質汚染の防止、
川・海を汚さないことの大切さを《 命を育む・海のゆりかご 》をキャッチフレ−ズに、
EPOは活動を発信していきます。

大きな活動へ参加できなくても、自分ひとりでも、家族でも、老若男女誰でもできる
環境への気配り“ライフスタイルの見直し”も活動の参加です。
どんな形でひとり・ひとり参加できるでしょうか・・
自分の一番身近なところから始めることだと思うのです。
自分の身体にやさしい、家族にやさしい、生活に安全な、身体に安全なくらしは
環境にやさしいくらしです。“ライフスタイルの見直し”から環境を考えましょう・・

物を粗末にし、使い捨ての生活で地上はゴミの山、水辺環境もゴミばかり、
大量の合成洗剤(化学物質)を流し、気軽に油脂汚れの垂流しです。
こんなくらしが“環境にやさしいくらし”と言えるでしょうか・・これはあなたの、目の前の問題です・・


環境を傷めるくらしから“本物の、環境にやさしいくらし”へ行動しましょう・・


■今、私たちが真剣に考えなければいけないこと・・
「合成洗剤」の界面活性剤は魚のエラの細胞を破壊し、魚の血液中の
浸透圧調節が不能になり、死に至ると考えられています。

水を浄化する働きをもつ貝類や微生物も活性を失い、自然の持っている
浄化作用にも影響。合成洗剤残存量は、全国の湾や海の底に蓄積されていきます。


■毎日手軽に使っている「合成洗剤」とは・・
日本人一人あたりにすると年間9kg使用していることになり、
年間使用量は100万トン、膨大な量を河川・海へ流し捨てていることになります。


■洗い流しても身体に残留する合成シャンプー類・・
頭皮・毛根が痛み、抜け毛・脱毛・枝毛で悩む人が増えています。


■なぜ、合成シャンプー類が残留するか・・
タンパク質と結合する化学物質の変性作用が強力で、髪と頭皮に結合してしまいます。
サラサラ感、ツヤ、しっとり感を感じさせますが、残留成分の作用といえます。


■台所用合成洗剤の「使用量」と「盲点」・・
一般的に使用説明書は読まれていません。
原液を気の向くまま振りかけ、手指を荒らしても使い続けているのです。
0.75mlの原液を1gの水に溶かして使う・・と表示しています。
表示使用量:1gの水に原液0.75ml溶かし使用する(ティ-スプ-ン半分位の量:数滴)


■身体にも環境にもやさしい洗剤がありますか?・・
安心してください。
身体にも環境にも安全に使える石けん製品があります。


■では、石けんは何から作られているのでしょうか・・
石けんは、発見された5000年前から現在まで、基本的に同じです。
自然の石けんは、動物脂と木炭が混じって出来上がったもので、
人類が製造するようになった石けんは、動物脂や植物油にアルカリを加え作ってきました。

その後18世紀になると、海水を分解して、カセイソ−ダを作り出す製造法が開発され、
以後は油脂とカセイソ−ダを反応させて作り出されるようになりました。
石けんは、そうした天然成分を原料として作られているから、
河川・海へ流れ出るとカルシウム石けん(=食用せっけん)になり、
微生物をはじめとする生き物の餌になりやがてなくなってしまいます。

これに対して合成洗剤は、濃度が低くても界面活性作用が残り、
生物も殺してしまう結果になる実験結果も示されています。
実際、カルシウム石けんは、動物(牛・にわとり)の飼料として製造・販売・使用されています。


■石けんが環境にやさしいわけ・・
水道水や川の水に石けんを溶かした液を入れると、白く濁ります。

一方、蒸留水に石けん液を入れても全く濁らず、そのまま透明になってしまいます。
水道水や川の水にはカルシウムやマグネシウムが含まれているため、石けんと結びつき、
カルシウム石けん(脂肪酸カルシウム)やマグネシウム石けん(脂肪酸マグネシウム)に変化し、
これが水に溶けない粒子になり、白く濁ってみえるのです。

自然界に出てカルシウム石けんとなり、微生物や小魚によって食べられ自然に
分解されていくので、日本の河川・海では石けんの残存量は検出されないのです。つづく・・
《参考文献:長谷川 治・石けんと合成洗剤・合同出版(2000)》


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